h280717 積み本

宇宙船に乗っている。どうやら地球から逃げて別次元に向かうようだ。
中は倉庫のように味気ない。青白い照明が点々とあって、コンテナを照らしている。
女の子が話しかけてくる(何故か子供が多かった、僕も子供の身体になっていたな)
「行き先なんて何処にもない、死ぬまで此処でこのままなのよ」
そう言ってベンチに座った。窓の外に公園があった。蛍光灯の太陽が差し込んでいた。
僕は揺れて遠くで爆発音が聞こえる宇宙船の中、その子の隣に座っているのだった。

ブックオフでノルウェイの森を買った。
ねじまき鳥クロニクルが面白かったからだけど、こっちは大分有名な作品だと思う。
村上春樹の小説は何だか読みやすい。物語に必要な奇跡がとても地味なのだけど、
それが良いのだなと思った。今読んでいる本が終わったらと思いたいけど、
未読の小説が量あるので、きっと後回しになるのだった。